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その離婚ちょっと待って!

現在、日本では夫婦の3組に1組が離婚する時代であるとは、皆さまどこかで耳にしたことがあるかと思います。北海道は全国でも沖縄県についで2位の離婚率を打ち出しており、このことは離婚による財産分与や養育費請求に関するご相談の多さから、日々実感させられる事実でもあります。ご相談をお受けする立場から、皆さま、特に女性にお伝えしたいことは、離婚届を提出するその前に離婚後の家計の収支をきちんとイメージしてください、ということです。ご自身やお子様の生活費を”なんとかなるだろう”ではなく、”最低限いくらあったら暮らしていけるのか”試算してみたことはありますか?小さなお子さまがいる女性が離婚する場合は特に、子どもの預け先が見つからないため就職が難しい、就職はできたけれど月収が少ない等々、男性に比べ経済面で圧倒的に不利な立場に立たされることを覚悟しなければなりません。では男性が養育費を払ってくれるなら大丈夫なのか。これも口約束だけでは不十分です。始めは毎月振り込んでくれていたのにいつしか払ってもらえなくなった、という話はよく聞こえてきます。では、どうすべきなのかー。それはやはり、お一人で悩まずに専門家に相談しそのケースに合った最良の対策を講じてもらうのが安心で確実でしょう。お金に関する相談は格好悪いことではありません。生活に困窮しないため、ご自身とお子様が安心して暮らしていくための手段をきちんと講じた上で離婚の決断をしていただきたいと思います。

ご相談、随時受け付けております。

2017年04月14日

賢い相続

 皆様お久しぶりでございます!なんと前回から実に10ヶ月ぶりの更新になってしまいました(苦笑!)

 誰もこんな、堅苦しい職業の私のつまらないブログなど読まないだろうと思っていたところ、他士業の先生やリピーターになってくださっているお客様から、「ブログ読んでるよ。こないだのは面白かった」という温かいような(ちょっぴりけなされているような)お言葉をかけていただくこともあり、更新なければと毎日思っていたのですが、業務終了後はぐだぐだで一分でも早く家に帰って一息つきたい気持ちが最優先となり、先延ばし先延ばしになっていたのでした。

 とまあ言い訳を、それこそぐだぐだと続けていても仕方がないので、日々の業務にて感じたことを少し書きまとめてみようと思います。冬の間は相続に関するご依頼が多いのですが、最近の傾向というのか、少子化という時代の流れなのでしょうが、昔は兄弟姉妹がたくさんいるご家庭が多かったのですが、子どもがいない家庭、あるいは子供が一人ないし二人という家族構成のご家庭での相続発生というケースが多くなってきました。相続人の人数が少ないということは相続分が多くなってメリットなんじゃない?と思われるかもしれません。確かに遺産がそれほど多額に上らず、相続税の基礎控除内に収まる場合はそう云えるでしょう。しかし、遺産が沢山ある場合、相続人の人数が少ないということはそれだけ相続税の基礎控除額も少ないということになりますから、手放しで喜ぶわけにもいかなくなるのです。相続税の基礎控除額を超えた相続財産があるならば当然相続税を納めなければなりませんし、複数の不動産が遺された場合一昔前ならばあの土地・建物は長男が、この土地・建物は二男が、その土地・建物は長女が…というように相続人間の話し合いで欲しい人が承継しそれぞれが固定資産税を払っていけば良かったのですが、たとえば相続人が一人しかいないとすべての不動産をその一人が承継し、多額の固定資産税を払い続けていかなければならない負担を負うことになるのです…

 なので、これからは賢く相続するための計画的行動が必要になる時代だと思うのです。親御さんが元気なうちにその財産を子や孫に承継していくことで、相続財産自体を小さくし相続税負担を軽くしていく。お金だけでなく不動産も生前に贈与しておくことが可能ですし、贈与税の負担が軽減免除される制度もあるので、これらを賢く利用すべきです。

 親御さんが亡くなってから、世の中には相続税対策のためのハウツウがいろいろあるということを知った、というお客様がいました。その方は一人っ子で相続財産は基礎控除額を優に超えていました。「生前贈与」という言葉は聞いたことがあったけれど、相続税対策として行うものだとは思ってなかった。なんとなく気になる言葉だったから耳に残っていたと思うのだがろくに調べることもせずにいた、もっと関心を持てばよかった、と後悔されていました。

 さあ、気になったら行動するのみ。手遅れにならないうちにきちんと対策を考えましょう!

 

 

2018年02月09日

御礼申し上げます。


事務所移転に際し、素敵なお祝いの品をたくさんいただきました。また、温かいお言葉も多数かけていただきました。心より感謝御礼申し上げます。この移転を機に尚いっそう、地域に根差した、頼れる法律専門職としてスキルを磨き、皆様の多種多様なニーズに対応できるよう精進してまいりたいと思います。これからもどうぞご支援とご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。                  令和元年10月吉日 代表 山本真澄

2019年10月28日